北宋青磁に情熱を注ぐ若き陶蕓家夫婦 中國?竜泉市
ソース:新華社作者: 2023-11-06 16:07
10月31日、工房「梅夫人」の中庭で撮影に応じる季雙俊さん(左)と季資美さん。(麗水=新華社記者/翁忻暘)
中國で「95後」と呼ばれる1995~1999年生まれの若き陶蕓家夫婦、季雙俊(き?そうしゅん)さんと季資美(き?しび)さんは高校と大學の同級生で、共通の趣味を持つことから交際するようになった。
江西省景徳鎮(zhèn)市の陶磁工蕓美術(shù)職業(yè)技術(shù)學院を卒業(yè)後、故郷の浙江省竜泉市に戻った2人は、市內(nèi)を流れる甌江(おうこう)河畔の爐田村に工房「梅夫人」を立ち上げ、北宋様式の青磁の研究に取り組んでいる。古磁器から著想を得て北宋の名窯「竜泉窯?の再現(xiàn)に打ち込むほか、青銅器や金銀器、古衣裝の文様を參考に伝統(tǒng)文化への情熱を磁器に注ぎ込んでいる。
ここ數(shù)年は梅の花や金銀器、半刀泥(乾燥した素地にナイフで彫刻を施す技法)などをテーマにした一連の作品を発表し、市場に受け入れられるようになった。資美さんは「インスピレーションは感情の賜物だが、創(chuàng)作は地に足を著けて行う必要がある」と説明。過去の模倣は手段であって、內(nèi)面化することで初めて自分の考えや今の時代を反映させられるとした上で、今後も創(chuàng)作活動を通じて経験を積み重ねていきたいと語った。
竜泉窯は中國有數(shù)の古窯の一つで、三國~両晉時代(3~5世紀)に焼成が始まり、1600年にわたり窯火を絶やすことなく受け継がれてきた。うち、北宋期の竜泉窯は厚い胎土に薄い釉薬、変化に富む多彩な文様を特徴としている。
10月31日、工房「梅夫人」で、中國の伝統(tǒng)的文様を參考に作品のデザインを話し合う季雙俊さん(右)と季資美さん。(麗水=新華社記者/翁忻暘)
10月31日、工房「梅夫人」で、素地に文様を施す季資美さん。(麗水=新華社記者/翁忻暘)
編集:董麗娜
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